なついの日記

ときめきと恥の物語

イルミラクル、イルミネーション

色々思うところがあり、イルミラクルは全公演入った。2019年Ch8並みの遠征率、過去にやったからいけると思ったのにしっかり体調を崩した。リリイベ全通ネキ各位すごすぎる。
卒業しないメンバーのオタクのスタンスは様々で、「5人になってから本気出す」「5人になるのが待ち遠しい」みたいな声も聞く。私も新しい形のめせもあにワクワクする気持ちが間違いなくある一方で、どうしようもなく9人のめせもあが好きだった。とみたけさんは他のメンバーと一緒にいる時が一番いい顔をするので、それを見逃したくない気持ちがあったし、いちアイドルオタクとしてこの奇跡のグループを目に焼き付けたかった。

イルミラクル初日、茨城公演の特典会でとみたけさんにこのツアーの見どころを聞いた。「エモは横アリに取っとくことにして、楽しい!をたくさん詰め込んだ内容になってるけど、でもところどころで受け取っちゃうものがあると思う」というコメントだった。振り返って見ると、本当にその言葉のままだったと感じる。
この”楽しい”はファンが楽しめるようにという意図はもちろんあると思うけれど、メンバーの"楽しい”でもあるような気がした。声を出してほしいという呼びかけやめせもあならではのコールがある楽曲、オーロラの大合唱、めせもあがステージから見たい景色を見るためのセトリになっているように感じられて、なんだか愛おしかった。

冒頭のG線上のアリア、満天の空の下の銀河系クラシックでは、いつもこの時が永遠に続けばいいのにと願った。ペンライトが点かない真っ暗な世界で彼らだけが踊っている光景が好きだった。あのときだけ、彼らの世界に私たちがいないと思った。他に誰もいない9人だけの世界を、遠くから眺めている気持ちになる。ずっとそこにいて欲しいと祈ってしまう。私はめせもあが輪になってお互いの顔を見ながら歌っているところが好きで、そういう時はいつもこっちなんか見なくていい!と思うのだが、それが具現化したような演出で大好きだった。
夜が明けて、あすの日に灯をともそう。「まいにちにおわれながら それでもねがう あすの光を」という歌詞に自分の生活を重ねていた。最初の方、下手側にいるフォーゲルさんが後ろから前に指を差しながら出てくるところがあまりにもアイドルで大好き。めせもあのユニゾンが堪能できるこの曲がもう9人では聴けないことが哀しい。ONの最初だけは絶対野崎弁当を見てしまう。一ミリも茶推しじゃないのに、野崎弁当が野崎弁当で茶推しは幸せだなと思う瞬間である。イェッタイガーの前に一拍置くのを忘れないようにサビ前でいつも緊張していた。ラキボ、無茶な遠征で疲れ果てていても絶対踊りたかった。Maze、申し訳ないけどツアー開幕直前の生放送であおいくんが開けたドアをしばらく引きずっていた。Tempestはオタクになって5年目、初めて生で見ることができて本当に本当によかった。二番煎じ大フィーバーイベントことリクアワ2022でセトリ入りしなかったことをしばらく根に持っていたのでこれを機に大人気楽曲としてセトリ常連に返り咲いて欲しい。1230、最後のぷんちゃんとのっくんのユニゾンが儚くて忘れられない。悲しみフォトグラフ、今ツアーでこれだけ聞いてもなぜか思い出すのはCh8のおにぎり衣装。街頭アンケートはこのツアーのおかげでとても好きになった。歌詞に合わせた小芝居を全力で踊ってくれるとみたけさんが好きだ。ところどころに挟まる短いフレーズにギュッと詰め込まれたにーちゃんのテクい歌唱、もう聴けなくて寂しい。蝉時雨、和とEDMの融合が気持ち良くてもっと縦ノリしたい曲である。間奏の輪になるところが好き。君宿り、歌と振り付けの両方がめちゃくちゃ良くてもっと見たかった。ラストの感情が溢れ出すパートが続いた後に二番煎じが静謐な声で締めくくるのが美しくて好き。サマビ、とみたけさんの奇行しか記憶がない。最バケ、左に同じ。牡丹雪、音源の頃と今とでとみたけさんの歌声が違いすぎていつも新鮮に聴けて楽しい。らびじゃん、クリスマスツリーの妖怪。間奏であの長い口上を打ってる人がいないかいつも耳を澄ませてしまう。たじファン、電話だけじゃつまらないとみたけの映像をください。Polaris、ここまでの大騒ぎから一転して、あの楽しい時間を惜しむような歌詞が切なかった。Polarisって深読みしなくても高校の卒業式なんかが似合うような歌詞で、私はめせもあのことを青春のイデアだと思っているので、めせもあらしい大騒ぎセトリの後にこの曲を聴くことがまるで一瞬で高校生活を過ごしたような感覚になる。「でも僕は歩き出した」をとみたけが馬力のある歌声で下からグワーッと持ち上げるエネルギーで歌い上げて、ぷんちゃんが「そこにはヒカリがあった」と希望を眼差すところが好きだ。最後のスネアドラムは未来へ向かう彼らの足音だと思っている。白服さんの涙と鼻水に反射するキラキラの照明。FIRE NOXO、頑張ってもサビだけのつもりだったのにいつの間にかペンライト置いてフルで踊れるようになっていた。狂喜乱舞、リリースから結構経って気づいたけどあれって扇子持ってる風な振り付けなんだね?とみたけの小林幸子タイム、いつ聴いてもとみたけと薄桃推しに都合が良すぎる歌割りである。殺生石セッションは毎公演本当にすごかった。とみたけセンター曲だけど他推しも毎回感想を呟いていて、すごい楽曲だなあと改めて思わされた。とみたけさんの描き出す物語が各公演で全て違って、全公演行く上での大きなモチベーションになった。大阪〜名古屋あたりの「どうせ全部私の所為でしょう?」「死ぬほど惚れて?」のくだり最高にエクスタシー極まってる回がめちゃくちゃ好きだったので映像出すか夢枕に立つかしてほしい。白い弁当ラップパートの殺生石セッション是非、被せが大きくて周りにバレないのをいいことに1人でずっとコールしていた。White Wolf、最後のフォーメーションで息を飲んでしまう。オーロラ曲技団は奈良公演のパフォーマンスが本当に忘れられなくて今でも泣けてくる。元々ここで出したくて練習していたのかわからないけれど、あの最後のとみたけさんの歌声にたまらなく愛を感じた。めせもあというグループ、このツアー、集うファン、全てへの祝福で愛だった。ヨーソロー、回を重ねるほど好きになった。「難破船みたいな困難な日々は」のところで目を合わせながら歌ってるとみたけさんとフォーゲルさんが愛しい。「僕らがいまここにいる事実 その奇跡、それだけでいい」はイルミラクルのテーマそのものではないだろうか。「もしも リセットボタン押して人生やり直したって結局  君とまたここにいるだろうな」は陽之鳥の「その笑顔に逢えるなら やっぱりまた僕に生まれたい」を思い出す。ラブチア、めせもあの始まりの曲。最後にファンを応援して送り出してくれる演出、その日程のほとんどが週末だったイルミラクルのラストにぴったりだった。

めせもあって本当にライブが好きなんだなと思う。
私は、めせもあにちゃんと売れて欲しいという期待をそれなりに持っていたので、かつては外野ながらプロモーションの方針にヤキモキすることもあったけれど、彼らがこのラストイヤーにパシフィコや幕張の頃のような新規客呼び込み・コンテンツ拡充に全く手を出さず、ひたすら今ライブに来てくれるファンだけに向き合って走り続ける潔いスタンスは腑に落ちるところがあった。彼らは、"アイドルでいること”が好きかどうかは正直9人それぞれという感があって面白いんだけど、ライブは9人みんなが本当に好きなんだと思う。今のめせもあと、今いるファンのためのツアー、楽しさは盛りに盛っていてもどこかシンプルで、めせもあの素顔のようなツアーだった。

 

ここまでを1週間くらい前に書いて、今その続きを書いている。
残すはファイナルだけになってしまった。
9人のMeseMoa.、本当にありがとう。あなたたちに見せてもらった夢、あなたたちを心から愛せるということが、私の人生においてどんなに幸福なことであったか、どんなに言葉を尽くしても足りないと感じる。些細なきっかけで奇跡的に出会ったけど、他の誰かではきっとだめだった。ありきたりな言葉でしか表現できないのがもどかしいけど、めせもあのような奇跡のグループが存在して、夢を叶えたというその事実が、このどうしようもない世界を泳いでいく私たちの希望なのです。9人のめせもあを好きでいられてよかった。

5人のMeseMoa.、続ける選択をしてくれてありがとう、今は心から嬉しくて、これからの活動にワクワクが止まらない。そして、めせもあが残してきた軌跡と伝説に思いを馳せるほど、5人の決断がどんなに勇気がいるものであったかということを考えずにはいられない。
個人的には、今までの伝説を気にせず、オタクの顔色も伺わず、自由にやってくれたらいいなと思っている。めせもあのライブぢからは箱の大小に左右されないことはロクブンノキュウで証明されているから、私はみんながステージに立ってくれる限りずっと見ていたいと思う。

 

日付が変わったら横浜アリーナに集合だ。
マジでめっちゃ楽しみ。